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鷺ヶ森の家 地鎮祭

市青葉区の地鎮祭を執り行いました。

この家はお施主さんと一緒に土地探しからしました。
的な制約がある中で見つけたのがこの土地。
敷地の半分は急傾斜で谷底には仙台川が流れています。
その代わり、視界がとても開けていて気持ちいい。
「祭壇はどちらに向ければ良いですか?」との問いに神主さんが川の方を覗き込み「うん、神様がいますね。川の方を向けて下さい」と。
川の神が見えたのでしょうか?
それ以上は聞けませんでしたが・・・。

この家は西側と南側に開きます。
西側は川、南側には小さなを作る予定です。
西側のデッキの直下から傾斜が始まるので、このデッキは室内から見ると空に向かうデッキのように見えるはず。
奥行き広めで屋根もあるので、デッキに出て何かしても気持ちいいはず。
ただ、夏の西日が入ると嫌なので、今回は戸袋に引き込める簾戸で日射遮蔽をします。
簾戸はすだれを組み込んだ戸ですが、昔は夏になると建具を障子から簾戸に交換し、通風で涼を得る家が多かったようです。
昔の知恵を現代に、ですが、この家のUA値は0.34、暖房に必要な容量は一時間あたり1.6kw(ドライヤー1台半程度)と、夏涼しく冬暖かい、しかも低燃費な家です。

外観と内観のスケッチ。
方形屋根にとどスタンダードな外観ですが、意外にこういう家はあまり見かけません。
内部は延べ床面積21坪程度とかなり小さな家ですが、開放的で狭さは感じさせません。
屋根の木組みが印象的です。

現場は6月から始まりますので、また現場の状況をアップしていきます。

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