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現場も大詰め 富沢の家2

先日の台風で現場近くの笊川が氾濫したと聞き焦りましたが、地盤が少し高いため現場は無事でした。

ということで、現場は大詰めを迎えております。
現在、屋さんがを塗っており、それが終わるといよいよ足場が外れます。
これまでネットで覆われていて外観が見えませんでしたが、強風で足場が倒れるのを防ぐためネットを外したので外観がわかるようになりました。

ファーサードラタンのから飛び出るように深い庇とバルコニーが出ています。
袖壁は西日を遮るためです。
これらのから飛び出した部分が漆喰塗りで、木の外壁とコントラストを成しています。

とは何ぞや?という方のために。
これです。
ドイツやオーストリアで近年よく見られる木の外壁の作り方です。

遠景ではよくわかりませんが、横に貼った木の板は1cmほど隙間を空けて貼られています。
わかりやすく言うと「すのこ」です。
隙間があると雨が入りそうですが、外壁の下には一般的な防風透湿シートよりも遥かに耐久性のあるドイツ製のサーモファサードというシートが貼られており、高い耐久性を保っています。
今どきの家は外壁で100%雨を防ぐのではなく、その下の防風透湿シートで防水しているのですが、外壁工事前の現場でよく見かける白いシートは実は熱や紫外線に弱いものです。
しかし、このサーモファサードは我が家の薪小屋の屋根で3年間雨と紫外線に晒されていますが、まったく劣化する様子はありません。
同じくで野ざらしにしている安い防風透湿シートは粉々になり既に形がありません。

内部では作り付けの家具などを作っていました。

これは吹抜けの手すりです。
これまでは壁やスチールの手すりなどをやってきましたが、少し新しい表現をしてみました。
パインの集成材を縦に使っています。
裏側はこのようにスタディカウンターになっています。

こちらはリビングのソファが置かれる場所の上にある本棚。
ずらりと本が入った本棚の下のソファの下で本を読めます。
開口部が絞ってあるので、読書するには落ち着きがあるかと・・・。

鉄骨のにも段板が乗りました。
防湿シートを破らないように細心の注意を払って段板を取り付けています。

1段目の段板は腰掛けられるくらいの大きさになっています。
実は階段脇にはが設置されるので、階段に座ってぬくぬくできるようにというためです。

11月に1日限定でを予定しております。
近くなりましたらまたこのブログでご案内しますので、ご興味ある方はぜひお越し下さい。

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