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雑誌「だん」に掲載されました!

新建ハウジングより発行されている高断熱住宅がテーマの雑誌「だん」2020年春号に島建築事務所がコラボした水道町の家が掲載されました。

この取材には私は同行できなかったのですが、ご夫婦のナイスな対応で住まい手目線のとても良い記事になっています。
ご夫婦の似顔絵が雰囲気をよく捉えていてびっくりです。

こちらにお住いのK様のご主人は大賞のシンポジウムにも来ていただくほど高性能住宅についてとても勉強しており、や冷暖房のやり方についても多くの議論をしました。
それゆえ工務店とのみでなくお客様とのコラボとも言えます。
性能担当のご主人とデザイン、使い勝手担当の奥様の連携でとても楽しく打ち合わせさせていただきました。
何度か奥様の手料理をいただきましたが、ものすごい品数のお料理のどれもが美味しかったのも良い思い出です。

この雑誌の取材時も施主力の高いお施主さんのおかげで工務店さんの出る幕がないほどお家のことを説明していただいたようです。
高断熱高気密の家は快適に住まうためのコツのようなものが従来の家とは少しだけ違うのですが、ご主人自ら解説していただきました。
この家は床下1台で全館暖房をしているのですが、K様は家中に温湿度計を置いてそれらをモニターし、最適なエアコンの設定を編み出しています。
そのレポートは時々私にも送られてくるのですが、エンジニアのご主人らしく的確な考察でこちらも勉強になっています。

近年は住宅が商品化していく中で住まい方まで他人任せにする傾向があるように見受けられます。
昔はその家の主人が家づくりを取り仕切り、普請していました。
そこまでは無理だとしても、自分の家のことを主体的に考え、住まい手自らが家のことを理解するというのは素晴らしいことだと思います。

何よりも記事の端々から、K様のご自分の家に対する思い入れや愛情が伝わってきたのが嬉しかったです。
設計者にとって自分が設計した家を引き渡す時は娘をお嫁にやるような気持ちです。
私自身はどちらかというと素っ気ない親ですが、それでもお嫁に出した家が可愛がられているのを見るのは設計者冥利に尽きます。

ご興味のある方はamazonでも取り扱いがあるようですので、ぜひご一読いただければと思います。

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