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庭と家のいい関係


緑がきれいな季節になってきました。
写真は八幡の室内から見た
目の前は割と交通量の多い道路なのですが、葉が茂ってちょうど良い目隠しになっています。
家の前に車を2台停めると、家の前には幅3m×奥行き2m程度のスペースしか残らないのですが、それでもこの庭を作っています。
少しだけ石を積んで、そこに植栽しています。
道路よりも高い位置に植栽されるので、ちょうど歩く人からの目線を遮ります。
また、この敷地は西に振れているのですが、樹々の葉が夏場の西日を遮って、適度な日陰を作ってくれます。
写真には映っていないですが、この掃き出し窓の外には石を敷いたテラスがあり、室内の床が延びたような広がりをもたらしています。
少し土を盛った部分で仕切ることで、道路側の世界とは別の世界を作っています。

もし、この庭がなかったら・・・。

はい、建物はほぼ完成状態ですが、味気ないですね。

こちらは庭完成後。
150%くらい良くなったのではないでしょうか?
ヨーロッパでは建物の外観は街のものという考えがありますが、同じ考えです。
通りから見える外観は町並みや道ゆく人のために美しくあるべきだと思います。

家を建てる人は、建物のことでいっぱいいっぱいでなかなかや造園の事まで考えていないことが多いように思います。
できれば、家具や家電を買うのと同じように造園費用もに組み込んでおくべきです。
せっかく新しい家での生活なのに、建物を建てっぱなしの敷地を眺めながら暮らすのはあまり豊かとは言えないので・・・。
費用はできれば建物予算の5%くらいはみておきたいものです。

最後にこれまでの住宅で庭が建物を引き立てているものを少しだけ紹介します。

杜のまちの家。
こちらは写真左手には雄大な景色が広がる敷地ですので、庭自体はあまり作り込んではいません。
右手に見える道路からの目隠し壁に沿ってシンボルツリーを植えただけでも建物の外観がぐっと良くなりました。
仕上げの白い目隠し壁に映る葉陰がきれいです。
芝生のお庭は小さなお子さんを遊ばせたりするには最適です。
施工はカワムラガーデンさん。

白石の家。
こちらは車庫と玄関へのアプローチを石敷きにして庭と一体化しました。
車庫へのアプローチがただのコンクリートだと味気なくなってしまうところをうまくまとめました。
道路から少し奥にある建物の前に植栽を施すことにより風景を作っています。
施工はよっちゃんの庭工房。

いかがでしたでしょうか?
気候も良く、お庭のことなどを考えたりする季節。
新しくお家を建てる方は、お庭のこともお忘れなく!

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