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鷺ヶ森の家、見学会の報告

先週末のから早1週間が経ってしまいました。
ご来場いただいた皆様ありがとうございました!

今回は駐車場の都合で予約制にしたこともあり、参加しづらかった方もいらっしゃったかもしれませんので、ここで見学会のご報告をさせて頂きます。

見学会を開催する工務店やにとって寒い時期の見学会は一般的に嫌なものです。
完成したばかりの寒い家の冷たい床の上にずっと立っていなければならないからです。

しかし、私は今回の見学会を楽しみにしていました。
前回の見学会は夏のそれほど暑くない日でしたので、家の性能を体感していただけなかった。
今回は冬の見学会なので、それを体感して頂ける良いチャンス!
むしろ当日は寒くなると良いなぁ、と思ってました。

下段が外気温です。
見学会当日は日中の気温が3~4℃で日射があるというベスト?コンディション。
本当もっと寒くても良いのですが、11月なのでこんなもんでしょう。

写真で見るとこんな感じ。
無垢の床が暖かそう。
いやいや、写真では暖かさは伝わりません。
無垢だから暖かいとかいうセールストークを時々耳にしますが、そういうのには危険を感じます。
実際はものすごく寒いかもしれません。

そこで、サーモカメラで撮った画像を・・・。

床表面温度26℃、壁表面温度26℃、天井25℃、ガラス面23℃。
室内温度は20.4℃です(この後、日射が入りもっと上がります)。
暖房は2.8kWの床置き型のを基礎の床に置き、暖気を床下に吹き出しています。
床の表面温度が高くなるのはそのせいです。
韓国のオンドル的な考え方です。
2.8kWというのは、よく家電屋の広告で言うところの8畳や10畳用というサイズです。
この家ではこれ1台で暖房しています。

体感温度は(室温+表面温度)/2ですので、この状態で体感温度は約22℃。
エアコンの設定温度は、見学会ということもありかなり控えめの20℃、経済運転です。
そして家中どこに行ってもだいたいこの温度。
お風呂に入るのに気合いが必要とか、コタツから出られないということはありません。
ここは冬でも日射があればコタツとファンヒーターで過ごせてしまうので、家の温熱環境に対する意識が低い地域なのですが、この家を体感すると考え方が変わると思います。

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