杜のまちの家
七つ森を望む土間のある家
西に七つ森を望む高台にある敷地。西側の眺望は、サイズを絞った引き込み窓でピクチャーウインドウとし、南面は冬期の日射取得のために1、2階連続の大きな木製サッシを使った。高い断熱性と土間スレートへの蓄熱で、冬の日中は日射だけで過ごせるくらいの暖かさになる。躯体から浮いたような印象の屋根は軒を出し、夏場の日射遮蔽は怠らない。人を迎え入れるように、玄関アプローチと駐車スペースを兼ねた下屋の屋根は、片持ちで跳ね出させた。外壁は周囲の緑が映えるように黒い焼き杉板貼り。内部は構造を現しとし、間仕切の少ないプランのため、床面積わずか25坪でも開放感がある。
- 構造 / 木造
- 階数 / 地上2階
- 面積 / 83.54㎡
- 場所 / 宮城県黒川郡
- 竣工 / 2012年