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東松島の家、プレゼンしました


先日、のファーストをしました。
この家は若いご夫婦がお母様と一緒に暮らすです。
事前に敷地調査をし、太陽の通り道と周辺建物の日照への影響、周囲からの視線、道路からのアクセスなどなどいろいろなことをリサーチしました。

敷地条件とクライアントの要望からなんとなくのイメージができると、それを具体的なプランにしていきます。
者の中には2パターンくらいのプランを提出してクライアントに選んでもらう人もいるようですが、私はそのような小出し戦法は取らず、初めから一撃必殺でいきます。
自分が一番いいと思う案で提出します。
もちろん、プラン提出後の変更は一切受け付けないなどという頑固な人間ではないつもりですが、過去に打ち合わせしていただいた方の中には「こいつ相当頑固だな。」と思われた方もいるかもしれません。
その理由はやはりこれまで他の設計者も自分も含めて多くの成功例と失敗例を見てきたからであります。
これは失敗パターンだなと思う時には、全力で抵抗します。
自分ではやんわりと忠言しているつもりですが、多分表情に出ていると思います(笑)。ごめんなさい。

さて、東は敷地の広さやから二世帯住宅としては異例のコンパクトさになりました。
にもかかわらず、若夫婦エリアとお母さんエリアは分棟型とし、入浴やトイレなどの動線も重ならないように、それぞれのプライバシーを保てるように配慮しました。

余談ですが、こちらのお母様は現役で私と同い年。
つまりクライアント夫婦は自分の子供でもおかしくない年齢です。
これには、自分も歳をとったものだと驚きました。

分棟で親子の家というところからイメージし、大きな家と小さな家が手をつないでいるような外観イメージが出てきました。
家型の代表的形状である切り妻屋根を二つ並べ、ポーチの水平な軒でつなぎました。
親子が手を繋いでいるようなイメージです。
は36mm角材を縦に沢山寄せ集めたような(すのこ貼り)を提案しました。
自分の作例では「成田の家」と「花巻の家」が同様な仕上げですが、あまりの本数の多さに大工さんに「二度とやりたくない」と言われました。
以前より作りやすくしたので、なんとかお願いしてこの仕上げにできるといいなぁ、と思っています。

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