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国見の家 進行中

ファーストをした時にこのブログでも紹介した、しばらく近況をお伝えしないうちにだいぶ進んでいました。

国見の家 プランはどう考える?
https://sekkei-jima.com/archives/1384

リンク先を見ていただいてもわかる通り、ほぼファーストプレゼンのまま進んでいます。
ファーストプレゼンからあまり変わらない家は良い家になるような気がします。
というのも、ファーストプレゼンはクライアントの要望や敷地条件などの様々なものがしっくりまとまった時に提案するので、そこからさらに何かを変えようとするとその統合が崩れてしまうことが多いためです。

敷地面積24坪に車一台駐車、南側に2階建隣家という厳しい敷地条件。
北側の幅の狭い前面道路を挟んで一段上がったところにある公園と揃えるためリビングダイニングの床の高さを地盤面から1.4m持ち上げ、L字型平面のとすることでわずか21坪の延床面積でも広がりを感じるプランとなっています。
時、3Dで軸組図を書いた時はその複雑さから頭がこんがらがりそうでした。
複雑な構造はリズムデザイン 構造計画事務所さんの協力で許容応力度設計と立体解析により安全性を検討しました。

自分の脳内でその空間は把握できているつもりでしたが、実際に上棟してその中に身を置いた時それは確信に変わりました。
南側の隣家の隙間を縫って空に開くテラスやリビング床下の広大な収納空間などアイディア「全部乗せ」の密度の濃い住宅です。
公園の樹木越しに見る木の板貼りのこじんまりした外観が気に入ってます。


現在、現場は杉のが貼り終わり、内部の大工工事は1階の水回りの造作を残すのみとなりました。
断熱気密工事後に行った中間のは0.2cm2/m2と良好でした。

来年2月に完成予定です。

 

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