太白の家 もうすぐ完成
リディアルさんとのコラボで進めて来た「太白の家」の木工事、仕上げ工事が完了し、現在設備工事中です。
敷地が道路面よりも2m近く高いので、背が高く見えてしまうのが悩みの種です。
お施主様と一緒に塗った木の外壁もいい色に変化してきました。
外壁の白い部分はタニタハウジングウェアのZig、山型に折ったガルバリウム鋼板なのですが、一般的な白いガルバリウム鋼板と違ってざらつきのあるマットホワイトなので左官壁の代わりに使ってみました。
ガルバと言えばいつも黒系が多いのですが、これは反射が少なく良いと思いました。
外付けブラインドも付きました。
大きく屋根の掛かっている所でブラインドを下ろすと半屋外のサンルームの様な感じになります。
ブラインドを下ろして風が抜けるようにすれば雨の日でも使うことができます。
そして、これがあれば光を入れつつ外からの視線を避けることができるので、室内側のスクリーンやカーテンも不要です。
しかしながら、外付けブラインドの最も大きな目的は日射コントロールです。
こちら側は実は真南ではなく南東を向いています。
軒が大きく出ているので、夏の南から来る太陽の光はカットしますが、東から来る低い光はそのままだとどうしても室内に入って来てしまいます。
このような場合は軒だけでコントロールするのは難しいので、外付けブラインドが有利です。
羽の角度を調整すれば、明るさは取り込みつつ直射日光をカットすることもできます。
断熱性の高い家では、冬でもお日様の光だけで暖かくなります。
むしろ暖かくなりすぎることさえあるので、ブラインドは暖房の調節装置の様なものと言えるでしょう。
夏は日射を入れなければ、洞窟の様な涼しさに!
内部は下地壁紙コバウと石灰系の塗料フェザーフィールの仕上げが終わっていました。
あとは器具と家具、建具を付けていきます。
今回は天井の構造が現しになっています。
本来天井裏に隠れる部分を見せた「素」の仕上げです。
こちらは洗面です。
モザイクタイルで仕上げられた洗面カウンターの側面にスリット状の窓を取ることで、外から見られずに採光ができます。
棚も沢山あるので、ごちゃごちゃしがちな洗面回りの道具もバスケットなどに入れて収納すると良さそうです。
太白の家は9月中に完成見学会を行う予定です。
詳細が決まり次第このブログでお知らせしますので、お楽しみに!