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弓ノ町の家の撮影

2年前に完成した弓ノ町の家に雑誌リプラン東北の取材と撮影のためお邪魔してきました。
完成し、生活が始まってからお伺いするのは久しぶり。
3人の娘さんたちがすっかりお姉さんになっていてびっくりしました。

今回の撮影は数々の巨匠たちの作品を撮影している建築写真家の西川公朗さん。
我が家の撮影をしていただいたこともあり、何度もお会いしているので「お久しぶり!」という感じです。
今回は人物も入れての撮影だったのですが、西川さんはおうちの人たちをノセるのが実に上手です。
娘さんたちには良いモデルになってもらいました。

さて、久しぶりに訪れたですが、工事中やの時とは違い家具や生活道具が入りいい意味で生活感が出ていました。
インテリア雑誌のようにキメすぎない、そこに住む人らしさがそこここにあってあたたかい家族の生活が感じられます。

の樹木と室内の観葉植物がレイヤの様に重なっているところもとても良く、インテリアにおける植物の重要性を再認識しました。

以下、西川さんの背中越しに構図をまねして撮った写真数点。

リビングとダイニングをつなぐステップ。
リビングからもダイニングからもの木が見えます。

リビングから1段高くなったダイニングと方向を見る。
左手は家族のためのスタディコーナー。
キッチンの上はロフト。

ダイニング。
観葉植物と中庭のエゴの木が重なって、緑豊かな印象。
カラフルな椅子たちも彩りを添えてくれていい感じです。

今回訪れて感じたのは、やはり家は生活が入って初めて完成するということです。
竣工写真の様なすっきりした状態もそれはそれで美しいのですが、ちょっと空虚な感じがします。
主役は家ではなく家族なので、そこで生活している姿を見ることができたことで「あ、ここはこういう風に使っているんだ。」など色々な気づきがありました。
子供は成長するし、家族も変化します。
できた時だけかっこいい住宅ではなく、家は様々な変化を受け止める包容力のある器でありたいと思いました。

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