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若林の小さな平屋 地鎮祭


昨年から打ち合わせを進めていた若林の家が地鎮祭の運びとなりました。
19坪の小さなです。

そういえば、20年事務所をやってきて完全な平屋のは新築ではこれが初めてでした。
お施主さんから最初にお話をいただいた時に「小さな平屋」(X-Knowledge)という本を見せていただき、そこからイメージを広げていきました。

平屋の外観というのは何かやろうとすると結構難しい。
むしろ何か変わったことや新しいことをしようとせずにスタンダードにやりなさいという啓示なのではないかと。

この家は母娘が二人で暮らす家なのですが、二人暮らしにはこのくらいの大きさがちょうどいい。
床面積19坪と聞くと狭いと感じる人が多いと思いますが、内部は寝室や水回り以外はオープンで全く狭さを感じさせず、むしろ落ち着きがある空間。
小さなに向かって開く大きな窓が庭と室内を一体化してプライベートで心地よいリビングダイニングとなります。
プランはここでは公開できませんが、回遊動線で暮らしやすいものとなっています。

地鎮祭を執り行ってくださったのは立稲荷神社でした。
旅が好きなものとしては市内にあるこの神社、ずっと気になっていました。
今回、宮司さんよりその由来をお聞きしました。
伊達政宗公が初めて江戸へ参勤する際、今の社のある場所で道中安全を祈り、その後無事に帰着したのを感謝し旅立明神の社号を奉ったと伝えられているとのこと。

家を新しく建てるということは、ある意味家族の新しい旅立ちでもあるかと思います。
この家のご家族の旅が平穏で幸せなものであることを願ってやみません。

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