建築知識ビルダーズに出ています
現在発売中の建築知識ビルダーズに「スキップするトンネルハウス(サイトでは八幡エコハウス)」が掲載されています。
プロのカメラマンに撮影して頂いたので写真もきれいなのですが、グラビア的な記事ではなく温熱環境についても詳しく解説して頂いています。
温熱環境の検証は、著書「エコハウスのウソ」で有名な東京大学の前真之先生です。
お忙しい中、大きな測定機材を抱えて来て頂きました。
詳しい結果はビルダーズを読んで頂ければと思いますが、結果だけ言うと自分が思っていたよりも良い結果でした。
この日の測定時の外気温は約2℃、薪ストーブは前日深夜に消えており、早朝から床下のエアコンを設定温度20℃で運転していましたが、室温は家のどこでも約20℃に保たれており、足元と頭のあたりの温度差が概ね1℃以内でした。
快適性を数値化するPMVは-0.46、10人中一人が不満を感じるか感じないかくらいの快適性とのこと。
ちなみにPMVとは、温度、湿度、放射、気流、代謝量、着衣量の6要素から算出され、0に近いほど快適な状況とのこと(ビルダーズ解説による)。
同じ号に掲載されているエコハウス界の巨匠西方先生の自邸、エコハウス界の若手トップランナーモルクス佐藤さんの自邸には性能では及ばないのですが、日本海側の秋田とここ宮城では冬場の日射量も外気温も違うので、この家の予算を考えるとまぁ妥当な性能かと思っています。
もちろん、ここがゴールではなくまだまだ性能を上げていくことは難しくありません。
設計島建築事務所自邸「八幡エコハウス」のページはこちら。
見学希望者も受け付けております。