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第2回子どもけんちく学校をしました

春に第1回を行った、夏休み中の8月4日に第2回を行いました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

子どもけんちく学校は、で活動する3人のによる子どもを対象にした家づくり講座です。
メンバーは菊池佳晴さん(菊池佳晴建築設計事務所)、佐藤充さん(SATO+)、そして私=三浦正博(設計島建築事務所)の3人です。
3人とも2歳から8歳までの子どものいる子育て中の父親です。
この講座をするきっかけは、普段子どもと接していてその自由な発想と造形力を延ばしてあげたいと思ったからです。
工作やお絵描き、最近ではプログラミング講座などもありますが、そういえば子ども向けの建築の講座ってないよね?というのがはじまりでした。
北欧のフィンランドなどでは小学校で建築についての授業があるらしく、専門的ではないまでも建築の基本的な成り立ちを学ぶ機会があるそうです。
しかし、日本では建築を専門に学ぶ人以外は、建築の知識は皆無と言っても良いのではないでしょうか?
結果、一生そこで暮らすはずの家づくりが業者任せになり、ただ買うだけの商品になってしまっています。
子どもたちにもいずれ家を建てる時が来るかもしれません。
そんな時、この講座が直接は役に立たないまでも、巷にあふれる住宅についての情報に流されないための助けになればいいと思います。

さて、前回の模型づくりに続き、今回は構造編です。
構造と言うと難しい感じがしますが、ペラペラの紙を使ってそれがどうすれば強くなるか実験してみました。

プリンタ用紙を帯状に折っただけの箱を2段重ねて地面に見立てた紙に貼付けます。
これを左右に揺らすとゆらゆら大きく揺れます。
小さな消しゴムのゾウさんを乗せるとちょっとしたバランスでぐにゃっとひしゃげてしまいます。
ところが、両面にフタをするとゾウが乗っても揺らしてもびくともしなくなります。

家の耐震性にとって壁がとても大切ということがわかってもらえたかなぁ?
実際には窓の無い家はあり得ないので、窓や開口部と壁の量、バランスを考えながらするんだよ、というお話でした。

次回は11月3日(土)、明かりや照明についての講座を予定しています。
Facebookで告知しますので、ご興味ある方は時々チェックしてみて下さい。
子どもけんちく学校Facebookページ

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