一関の古民家再生
冬でも寒くない築200年の古民家
この家には3世代が暮らしている。思い入れのあるこの家を残したいと言ったのは30代の若夫婦だった。数度の改修を経て内部は当初の状態を残していなかったが、内装を剥がしてみると太く真っ黒な梁や柱が現れた。古民家の一番の問題は冬の寒さ。全体で80坪ほどの大きな家なので、予算を考慮して、その中の50坪程を断熱材ですっぽりとくるみ、水回りも含め家族が日常使う空間を温度差のない快適な環境とした。お年寄りの多いこの家で生活空間を温度差なく動き回れる事で、健康面のリスクを少なくすることができる。
- 構造 / 木造
- 階数 / 地上2階
- 面積 / 191㎡
- 場所 / 岩手県一関市
- 竣工 / 2015年