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長岡 水道町の家


池田組LOCAL LIFE STANDARDとコラボ案件、長岡市で施工中のの現場へ行ってきました。
前回、現場に来たのは上棟式の時でしたので、だいぶ現場は進んでいました。
の杉板はほぼ貼り終わっており、ファーストで提出したスケッチ、つまり私の脳内イメージとほぼ誤差はありませんでした。
塗りの外壁はすでに以前からそこにあったような雰囲気。
近所は新旧の家が入り交じった住宅地ですが、そんな中で派手さや新奇さはないけれど時代に左右されず佇んでいられるような普遍的な姿を提案しています。

また、長岡は雪が多いので車は車庫に入れるのですが、アルミとポリカのカーポートが並ぶ住宅地はお世辞にも美しい景観とは言いがたい。
そこで車庫は建物と一体化して軒を低く抑え、さらにアプローチは雁木のように雨や雪に濡れずに玄関まで辿り着くことができます。

手前の下屋の下に見えている合板部分は、この後木ずりを貼ってそとん壁で仕上げます。
はコスト的な理由もありスチロゴテ仕上げとします。
スチロゴテ仕上げとはスタイロフォームのコテで表面に跡を付けながら塗る仕上げです。
掻き落としよりも1工程少ないのでちょっとだけ安い。
しかし、このコテ跡がくせ者で何も言わないとぐるぐる円を描いたような跡になり安っぽい輸入住宅の南仏「風」みたいになってしまいます。
今回はそうならないように屋さんに大きめのサンプルを作ってもらい、コテの引き摺り方について現場監督、左官屋さんと共有してきました。
本物の左官仕事は仕上がるまでわからないのでドキドキです。

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