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新規プレゼンしました!


先日、新しいプロジェクトの一つ目のをさせて頂きました。
(実はこの後も別件が続くので)
3DCG全盛の時代にうちの事務所では、いまだにプランに水彩絵の具、水彩色鉛筆で着彩したものと模型でプレゼンをしています。
(以前の記事はこちら)
手描きのプランは一度きちんと描いたものをフリーハンドで柔らかい感じに描き直し、それをスキャンしてイラストレーターでキャプションを入れています。
もちろんCADでも描けるし、その方が楽なのですが手描きの線に水彩絵の具で色を着けたものの方が自分の作風が伝わると思い、このやり方を続けています。

3DCGの近年の進化には目を見張るものがあり、写真かと思うようなCGを作ることができますが、やはりお見せした時の嬉しさと言うか驚きは模型の方が大きいように思います。
CGだと「ふーん」という感じですが、模型だと「おお!」と言う違い?(思い込みかも)
3DCGは疑似立体であって2Dなので、これはやはり人間の脳が立体を把握する認知機能の違いの様な気がします。

さて、新しいプロジェクトはの小さな木の家です(このタイプが多いのですが・・・)。
床面積25坪程度とコンパクトですが、実はの密度は高く色々と初めての試みもしています。
建設予定地に現在建っている昔ながらのの借家のボリューム感や雰囲気を引き継ぎつつ、質の高いものへと昇華したいと考えています。

具体的には、屋根面を大きく見せつつ、軒先をシャープに薄く見せる。
野暮ったくならないようにを使う。
内部はテーブルやソファを造作し、一般的なLDKスタイルをよりクライアントの生活スタイルに合わせた形にしています。
もちろん、少ない床面積でも広々感じるというのはいつもと同じ。
全開サッシを使ってとのつながりをもたせつつも目の前の駐車場の存在は感じさせないよう、小さいながらもプライベートな庭作りを計画しています。

打ち合わせ後、模型とプレゼンシートをテーブルの上に置きっぱなしにしておいたら、学校から帰ってきた息子が食い付いていました。
厳しい目でチェック中・・・(汗)。
この手のものに対する感度は子どもは正直です。

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