落合の家 施工中
本日は落合の家の中間検査でした。
4月はこの落合の家とまもなく着工する東松島の家の建築確認申請と認定低炭素住宅の申請で忙しかったです。
そのため、しばらくブログの更新が途絶えていました。
基礎工事
落合の家は4月の桜満開の頃に着工し、基礎工事でした。
ちょうど東側に大きな桜の木があり、型枠の中に花びらが落ちて大変でした。
そして、コンクリートを打設して基礎が完成。
この頃には花も散ってしまいました。
上棟
さらに上棟。
上棟中、しばらく天気が良かったので、構造材を濡らさずに済んで良かったです。
その辺の現場を見ていると、今だに雨の中上棟している家があります。
かつては軸組工法は雨の多い日本で雨の影響を最小限にするという利点があったかもしれません。
しかし、どうしても断熱材を入れる現代の住宅。
その後、壁の中を塞ぐことのリスクを考えて構造材は絶対に濡らしたくありません。
中間検査
で、本日、中間検査。
もちろん無事合格しました。
中間検査は主に構造の検査です。
構造用合板を決められた釘の間隔で外周部に(一部内部にも)貼り、金物を取り付けた状態を検査します。
柱の足元と上部に取り付く金物は、地震で建物が揺れたときに柱が引っこ抜けるのを防ぐための大事な金物です。
それほど規模の大きくない木造住宅だと、どこにどの程度の強度の金物を入れるかを告示で簡易的に決めることもできます。
しかし、私の事務所では構造設計事務所に計算、解析をしてもらい金物を決めています。
すると、告示通りに金物を入れた場合とはだいぶ違う結果になることがわかります。
「え!そこに?」というような場所に大きな力がかかっているのがわかったりもします。
今回はリズムデザイン 構造計画事務所にお願いしました。
壁が赤くなっているところが大きな力がかかるところです。
告示では大雑把に言って建物の四隅に大きな力がかかるような金物選定になりますので、これはちょっと意外でした。
現場はこれから断熱工事〜内部造作工事と進んでいきます。
在来木造建築は上棟までは早いのですが、この後はゆっくりと進んでいきます。
秋の完成目指してしばらく工事が続きます。